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Linuxカーネルに意図的にバグを混入したとして大学にコミュニティ出禁措置(gigazine.net)

ミネソタ大学がLinuxカーネル開発から出禁措置を喰らった模様。理由は、既知のバグを含む脆弱性のあるコードを意図的にコミットしたから。なんで意図的なのが分かったんだろうと思ったら、研究者自身が研究目的でやったという論文を発表していたんですね。そら出禁喰らうわ。

そして出禁措置が研究者個人でなく、所属するミネソタ大学という組織全体に広がったのも、この研究計画が学内の研究倫理検討会で審理されて承認済みだったから。そんなもん通るの!?と思ったんですが、『人間相手の研究じゃないからヨシ!』とかみたいな現場猫的判断でスルーされた模様。単純なコード変更とはいえ、Linuxカーネル開発者、ひいてはLinuxコミュニティ全体に影響を及ぼすものだから、そこに意識がいかないのは手落ちでしかない。そら出禁喰らうわ。(2回目)

どんなに将来的に役に立つ研究だと主張しても、社会的影響を考慮しない研究は干されても仕方ない。研究者の為に社会が存在するわけではない。ミネソタ大学もこれまでの貢献が色々あるんでしょうが、Linuxカーネル開発側から『信頼できない組織』の烙印を押されても文句は言えんでしょうね。

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