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速報・電王戦第1局は佐藤名人敗れる。ポナンザはほとんど時間を使わず、トラブル発生しても関係なし(engadget.com)

速報記事と銘打ってますが、4月1日に行われた電王戦の第1局。棋譜は将棋連盟の中継サイトが良いですね。Flashプレイヤーが必要ですが、1手ずつに解説がついているのでわかりやすいです。

棋譜中継にプロ棋士の解説があるので展開や手の意味はそちらを参照してもらうとして、全体的には完封された感がありますね。トラブルがあったり、初手3八金が飛び出してきたりと、対人戦とは趣の異なる一局ですが、内容はプロに全く引けを取らないAIの指しっぷり。現役タイトルホルダーの名人が、ほとんど攻め手を見いだせずに投了とか、AIの読みが鋭すぎる。手の解説を追っていると、棋士側でも想像している手とそうでもない手がだいたい6:4くらいで、その想像していない手が妙手だったりするのがなんともはや。初手3八金もそうですが、意外な手を上手くとがめられないと、互角以上に戦われてしまうんですね。AI側の局面を組み立てる構想が凄まじい。

個人的にAI将棋も好きですけど、やっぱり人間の底力を見せてほしいとも思ってしまう今日この頃。次回第2局は5月20日ですかね。佐藤名人の構想に期待しませう。

米国家安全保障局、中国のスーパーコンピューターに対し危機感を示す(srad.jp)

記事内容は、現状維持では2020年頃までにスーパーコンピュータ(HPC)業界を引っ張っていくのは中国になるだろうと米国専門家が報告している、という話。まぁ、このままだとまず間違いなく中国がHPCのリーダーとなると思います。既にLINPACK基準のTOP500でもトップだし、ランクイン数も遠からずトップになるでしょうね。米国におけるHPC部門の予算が著しく増えるなどしない限り、という条件付きですが、むしろその条件を達成できるほうが今の政治状況を見ているとしんどいんではないかと。

日本のHPCは医療創薬、ものつくり、防災・減災に力点を置いてますが、その他の国では軍事開発も当然あって然るべきターゲットです。中国がそのためのお金を出し惜しみするわけもなく、今後投資額はますます増えるでしょう。一方の米国はトップにあまりやる気が感じられない。日本も米国の後追いって感じですし、言うまでもなく予算増額は不可能。

ほんのわずか3年後の話ですが、国際的な政治情勢が大幅に変わらない限り、これは既定路線なんじゃないかと思います。日本も現状でも頑張って食らいつくことはできるかもしれませんが、ない袖は振れぬという言葉もありますし、人とお金がなければ始まらないことは大いにあります。願わくば、現実的にそのあたりを打算できる人に予算を組んでもらいたいですけどねー。

日本IBM、AIを使った気象予測へ参入(srad.jp)

ちょっと忙しいとすぐにサボるのが悪い癖。今日は最近割とよく目にするようになったAIによる、気象予報のニュース。

正直、IBMのような大企業が気象業界にビジネスとして真正面からカチコミにいくのは予想外でした。地球科学系の分野って、工学や医学薬学のように産学連携で利益を出すのが難しいと思っており、民間企業としていくつか気象予報会社はありますけども、どこもベンチャー企業から抜け出せてないような感。そこに大企業のIBMがぶっこんでくるということは、それなりに勝算と利益を見込んでいるってことですからね。気象情報をいかにお金に換えるか、というのはあんまり注目されていなかったように思います。その点だけでも、このAI気象予報士の動向は気になるところです。

肝心のAI気象予報士がどの程度成果を見込めるかということについては、深化学習によって地域気象の癖みたいなものをうまく取り込めば、結構精度の良い予報が出せるんじゃないかと思うんですよね。人間の経験と勘で、この地域でこんな気象状態になったときはこんな感じの雨風が予想される、といった予想部分はAIがかなりリードできると思います。なにせ昔の気象情報を使って線形非線形関係なく統計的ダウンスケーリングができるようなもんで、精度は人間の比じゃないと思います。気象モデルの不完全性や気象観測データの不確実性といった部分も、深化学習である程度補正できるんではないですかね。

問題は出口戦略というか、いかにその進歩的な気象情報をお金にするかというところで、それでもIBMなら何かしてきそうな気がする今日この頃。気象予報はAI様がやって当たり前のような世界が間近に迫ってきているのかもしれませんね。

「孤独のグルメ」谷口ジローさんが死去(nicovideo.jp)

うぉぉ……。マジかー。孤独のグルメの作画担当の人、亡くなられたのか……。孤独のグルメ1巻のときに知って、その後新装版を買って、2巻を読んで、3巻もあるのかなーと期待していたんですがねー。本当に、惜しい人を亡くしたと思う。

謎の囲碁棋士「Master」の正体は「AlphaGo」 Googleが発表(nicovideo.jp)

昨年末あたりからネット囲碁に出没していた正体不明のアカウント「Master」がAlphaGoでした、というお話。AlphaGoは、昨年の春頃に話題になっていた(spherewind.com)、人間と互角以上に戦う囲碁AIです。ネット囲碁では一般人に紛れてプロ棋士も参戦していることが知られており、そのアカウントも公開または公然の秘密状態になっていたとか。そのプロ囲碁棋士たちが、正体不明のアカウントに次々と負けるものだから何者かと騒然となり、Google社が種明かしという感じだそうで。コメントには某週刊少年誌で昔連載されていた某囲碁漫画のアレを思い起こす人がやはり多数いましたが、まぁ順当に考えるとそうですよねってところ。

記事中では、ネット囲碁では持ち時間が短いような表現がなされていますが、複数のネット囲碁ゲームにおいて100戦近く戦って無敗という漫画のような成績を修めています。ホント、saiみたい。今後は持ち時間を通常の対局と同等にした公式戦を行うと宣言していますが、日進月歩のAI業界で、昨年の春でさえトッププロ棋士を負かしたAlphaGoが、果たして互角以上に戦える相手はどれだけいるんでしょうか。

チェスのチャンピオンがAIに負けて十数年、次は将棋かと言われていた矢先にGoogleが囲碁でぶっちぎってしまった感のあるテーブルゲームAI開発ですが、まぁこれは世界的に普及している囲碁と主に日本のみの将棋ではAI開発リソースも違うのでしょうがないところもあります。他には単純力押しな探索から、モンテカルロ法と深化学習を組み合わせた囲碁ならではのAI学習がハマったというのもありますが。AlphaGoは自分自身と数秒で1局を行うらしく、その学習速度はまさに並外れた速さ。数年あれば、プロ棋士の生涯対局数を優に超えるくらいの対局をこなすそうで。その全てが人間並みの学習とは言えませんが、数をこなせば知啓を得るというのはAlphaGoの戦績が証明しているので、昨春と今とでは別物というくらいのAIになっているんだろうなぁと予想。

一方、日本のお役所は総務省がAIの公的認証制度を検討中(srad.jp)という、なんかもう、うーん。

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