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受信料裁判でNHK敗訴 秘密兵器「イラネッチケー」を開発した筑波大准教授に聞く(news.yahoo.co.jp)

NHKが映らないTVを開発している筑波大准教授へのインタビュー記事。これまでNHKと裁判で争った記録(正確にはこの准教授が争ったわけではない)とか、今回の判決に至る要諦とか。重要と思われる部分を引用。

――「イラネッチケー」はネット(現在5800円)でも販売されているが、取り外しができるようにしては、ダメということだろうか。

掛谷:そういうことになります。そのため、「NHKから国民を守る党」の立花孝志さんは、テレビの後ろのアンテナ端子に「イラネッチケー」を取り付け、接着剤で固めて裁判に挑みましたが、NHKから「外せる」と指摘されて敗訴しました。また、彼はアンテナコンセントを開けて壁の中に「イラネッチケー」を埋め込むという工事をし、「素人には外せない」と裁判で主張しました。しかし、NHK側に「設置業者に依頼すれば元に戻せる」と主張され、再び敗れています。今回、原告の女性はネットで「イラネッチケー」のことを知って、私に相談してきました。そこで、絶対に外せないようにするために協力しました。

――どんな加工をしたのだろうか。

掛谷:外からは触れぬよう、テレビの中に入れ込みました。そしてアクリル板とアルミ箔を重ねた板で、テレビのチューナーと「イラネッチケー」を覆う枠を作り、その中にエポキシ樹脂を流し込んで固めました。電波を遮蔽するために樹脂の間にはアルミ箔を重ね、その上からさらに樹脂で固めました。例え外そうとしても、テレビが壊れるように加工したわけです。

これを見るに、前回のログで言った「素人だと外せない」というより、「外そうとすると物理的に壊れる」というのが重要っぽいですな。そのうえで電波遮蔽も十分に行い、同軸ケーブルをチューナーに近づけた程度ではNHKは映らない、と。NHKもこれを真似して似たようなTVを作って試し、「(条件を整えれば)映る」と主張していたようですが、所詮猿真似ではシールドが甘く、裁判では信用されなかったようですね。それでもNHKは抵抗していたようですが、『民放が映るんだからNHKを受信できる設備に当たる』っていう主張はどう考えても無理筋でしょ……。

こうなると、本格的にメーカーが作る『NHKが映らないTV』というものに対する潜在的需要を掘り起こせば、商品価値として十分なものになる気がしますね。NHKは控訴するようですが、はてさて。

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