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世界スーパーコンピュータランキング「TOP500」2016年6月版、中国製CPUを採用したスパコンが新たに首位に(srad.jp)

今年もスパコンの演算性能TOP500が発表されました。一位を獲得したのは、新たにお目見えした中国の「神威太湖之光」というやつですね。LINPACKで約93PFLOPSと、二位の同じく中国製「天河2号」の3倍近い演算性能を示しています。ちなみに日本の京は五位に後退。

中国はスパコンの性能アップに余念がないですなぁと記事を見ていたら、実際に性能的にはどうなのコレ、という気になる表記が。メモリが全体で1.3PBって、京と同程度しかない。コアあたりの使えるメモリがざっくり京の1/10程度。L1~L3キャッシュを載せてないって、えぇ……。実アプリ的には、通信やメモリの読み書きの少ない、演算結果を使いまわせる計算に特化したような感じ。そう、LINPACKのような。このシステムだと、今現在その他のスパコン上で動いている実アプリを同等以上に速くしようとしても不可能か、もしくは相当のコードの修正がいるんじゃないかなぁ。GPGPU系のシステムよりも、どう使ったらいいか分からん。

スパコン開発には多かれ少なかれ政治的意図が混じってくるのは、技術外交的な側面を持ち合わせている以上仕方ないものだとは思うのですが、しかしそれにしてもこれは露骨すぎるんじゃないかなーと感じる次第。高性能スパコンは、紙面上の数値を追いかけるのも説得力のためには必要だと思いますが、実際に使って使いづらいんじゃただのデカい箱。何を目的に、どのようなソフトウェアを動かすことを想定するのか、というのが次の革新的なスパコン開発に必要なんでしょうね。

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