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マンガ「Dilbert」作者、ダイエットやフィットネスに関する「科学」は信じられないと語る(slashdot.jp)

健康に関する”当然”が、時代を追うごとに、提唱する人ごとに、違いがありすぎて信用されなくなってきたんじゃないの、というお話。元記事の著者の人は、20年間ずっと嘘をつき続けていた人の言葉を、ある時になって急に信じるのは難しい、と述べている。

それって科学が嘘をついたのか?と思うのが個人的意見。科学ってのは、コメントにもあったけども、第3者が反証可能な手法で仮説を立てる方法論、なわけであって、別に結論が違ったっていい。油が体に悪いのかいいのか、時代が進歩して見方が変われば結論は変わるかもしれない。けど、それは科学が進歩しようとしている過程で、嘘をついたわけではない。

けどまぁ、この著者の人が言いたいことも理解できる。あるとき結論が180度変わってしまうと、騙されたような気分になるのも当然。だから科学を何も信用しないっていう態度がいいわけでなくて、今ある結論もいつか変わってしまうかもしれない、という疑ってかかる姿勢がいいんじゃないかと。信じるか信じないか、ゼロかイチかの選択は極端に過ぎる。科学者がそういう態度をとってたときに、玉虫色の言葉で濁しやがって、とか思うのも極端になりすぎないようにする”科学的”姿勢が出ちゃってるだけだったりするんだけどね。

科学はそういうあやふやなものとして捉えられるように科学リテラシーを高めること、また同時に科学者は科学的態度だけに固執して一般人に科学を見放されないように努力し続けること、双方の歩み寄りがないと発展できないんじゃないかなぁ。そんなどっちつかずの蝙蝠的意見。

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