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”レンコン”は拳銃 総務省が犯罪検知ソフト開発へ(産経新聞)
”レンコン”は拳銃 総務省が犯罪検知ソフトを開発へ 総事業費は十数億円規模を想定(アルファルファモザイク)

ま た 税 金 の 無 駄 遣 い か 。

こんなの、予告.in(ITmedia)と大して変わらない。機械的に検出とかいってるけどそっちのが危ない予感。ネット上のSS・小説とかにある犯罪云々の叙述まで拾ってしまうと思うが。創作物かどうかなんぞ、その前後の関係を人間的な思考でもって理解するもんなのに。個人のサイトを無視して企業掲示板のみとかにするにしても、SS投稿掲示板とかいった場所はどうするんだ。そもそも例外があったら、それこそ無意味。その例外の場所で犯罪予告されるようになるだけだ。

形態素解析とかでどう頑張ったとしても、『悪意をもって書き込まれた犯罪予告』と『創意工夫をもって真に迫る犯罪の様子を叙述した作り話』を区別するのは非常に困難だと思うんだけど、単に俺が無知なだけで『事実か作り話か』を区別する方法があるんだろうか。だとしたら、『嘘を見抜く』という超機械的な判定を字面だけで行えるということになるんだが。スゲェ。それを三年で完成させるならもっとスゲェ。

少し掘り下げて考えるなら、これはGMailなどで使われる『迷惑メール判定』に近いものになるだろう。『迷惑メール』に該当する判定を『犯罪予告』に直せば相応の判定ができるようになることが期待できる。んで、形態素解析+ベイズ統計で情報の分析と蓄積を行う、と。迷惑メール判定の場合、この『蓄積』された情報が圧倒的に多い。そのくらい迷惑メールが多く送信されているからだ。すると短時間に精度の良い判定が出来るようになると期待できる。

犯罪予告に関しては、どうか。記事内にはデータベースが一定規模に達せばと書かれているが、古今東西あらゆる犯罪予告のデータを集めたとして、それで事足りるんだろうか。さらにフィルタリングが進んでいる迷惑メールですら『いたちごっこ』が絶えず繰り返されているというのに、新しい種類の犯罪予告が次々と出てきたら、そのデータベースは信頼に足る結果を出せるんだろうか。迷惑メールが、同一もしくは似通った文面を大量に送信しているからこそ、新しい種類の迷惑メールにもフィルタリングがうまくいくというのに。どう考えても単なる無駄or現場の負担激増です。本当にありがとうございました。

本来ならこんな"事後的な事前対策"ではなく、もっと根本的な"メディアリテラシー"を身につけるのが最善かつ早急に求められる策なんだろうが……。皮肉にも、そのメディアリテラシーを先行して身につけているはずのマスメディアが、まず腐ってるしな。技術の進歩に専門家以外の人がついて行けなくなってきているのは事実。"伝統や先例重視"の日本的思考では対応できないくらいの速度で社会が変容しているんだから、そこから変革しないと始まらないわけだが。あいにく、その舵取りができて政策に提言できるほどの発言力を持った人物というのは、ごく少数のようだ。

まぁさらに邪推するなら、この話自体は建前でその裏では……みたいな陰謀論的なものも考えられるが、そこまで行くとさすがに推論に過ぎるので個々人の判断に。

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