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What you'll wish you'd known(和訳)』
(版権表示に則り、原著者・訳者の厚意によってこの和訳文を複製しています)

テキストの一々について説明するのは蛇足に過ぎないので、私が思った感想だけを記述しようと思う。

初めてこのテキストを見たとき、えもいわれぬ感覚に襲われた。なぜなら、ここに指摘されていることが全てその通りだと瞬時に納得できたから。普通、どんな人が書く文だってある程度の反論や受け入れがたい理屈がある。疑問を持たなければ、感化されるだけだからだ。全くの正論でさえ、ときにはそれがゆえに、その論理を受け入れようと思わないときもある。その意味では、このテキストに全て納得してしまうことは危険かもしれない。だが、少なくとも今自分が何をなさねばならないのかという指標を示してくれている。文中にある、反則した社会の教えよりはずっとマシだ。

これは賢く生きるための思考順序、とも言い換えられるだろうか。大人になって、社会に出て初めて得られるような経験から、ようやく高校の頃に何をしておかなければならなかったのかということに気づくのが大半だ。それは文中でも指摘している。だけど逆にそれは、社会に出てから気づくことは遅いんだということも暗示している。そのために、高校生に知ってもらう必要があるんだろう。その頃の時期が、賢くなるのに最も適した時期でかつそのことを知らない時期だから。

私は、兄からこれと似たようなことを教えられた。といっても時期的には去年の夏くらいなので、あんまり差はないかもしれない。私も既に高校は卒業しており、最も適した時期からはちょっと過ぎてしまっている。でも、ここでこうしてこのテキストに巡り合えたのは、かなり幸運だったと思う。まだ社会に出るまでの猶予があるから。一生このことに気づかない人だっているんだから、どの時期においても、気づいた人は十分幸運だろう。その先の将来で、気づいたそれを活かすようにすればいいんだから。少なくともそれを活かすか活かさないかの選択権を与えられたことに、私は感謝したい。

できれば、このテキストは理解ある若い人に読んでもらいたいと思う。それこそ、この原著者が高校での演説にこのテキストの内容を語ろうとしたことなどは最適な選択だろう。残念なことにそれは実現されなかったようだが、全世界に情報を発信できるインターネット上にこのテキストが存在することは、一縷の可能性になる。原著者もおそらくその意味で複製を許可しているのだと思う。色々な人に、そのことに気づいてもらいたい。

最後に、原著者であるPaul Graham氏と訳者のShiro Kawai氏に感謝の意を捧げる。

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