Phantasy Garden

高野山へ行く

ほんとに全く以ってどうしようもなく理由はないのですが、唐突に高野山へ行ってきました。精神修行をして悟りを開きたいだとか、宗教に目覚めたとか、そんなことは全くないです。思い立ったが吉日級の早さで旅行日を決め、さっさと一人旅に出て行ってしまいました。

この時期ちょうど猛烈な強さの台風が日本列島を襲い、高野山に行けるかどうか前日まで心配していましたが、当日はなんてこともありませんでした。朝の6時には既に高野山へと向かっており、昇る朝日が目にしみます。京都で奈良線へと乗り換え、奈良から大和路線に変更、さらに和歌山線で橋本まで行き、南海高野線で高野山まで行く予定。しかし、土休日運転・運休の時刻表を見間違え、和歌山線に乗り換えるのに1時間くらい足止め食らってしまいました。こんなことならもっとゆっくり寝ていても良かったんじゃないかと早くも後悔。いや、マジで。

少し予定は狂いましたが、正午前には高野山駅に到着。例によって例のごとく歩きで高野山を巡ってやろうかと思いましたけど、ちょっとそれには時間がないという体力的な問題と、歩行者通行禁止になっている区間があるという法律的な問題があったんで、素直に周回バスの一日フリーパスを購入。まずは弘法大師様の眠る奥の院へと足を運びます。幾千にも並ぶ墓石の数々。厳かな雰囲気に嫌が応でも圧倒されます。『飲食禁止、喫煙禁止』はまぁ当然の措置ではありますが、『写真撮影禁止』とかになると流石奥の院という感じ。んで極め付きが『脱帽』。やはり礼儀はなっとかないといけないみたいです。当然ですが。だから俺もちゃんと音楽止めてヘッドフォンしまって参拝しましたよ。言われなければ気付かんかったというのは認めざるを得ないですけど。orz

奥の院を参拝した後は、参道をぶらついて参道入り口の休憩所で食事を取る事に。この時点でまだ13時半くらいだったんですが、なんかもう達成感が生まれつつありました。というか飽和感。『なんで俺こんなところにいるんだろう』とか自問し始めていたのでもうダメです。同人誌即売会とはまた別の意味で場違い感を覚えてました。高野山と即売会を同列に考えている時点でアウトな気もしますが、それくらいダルーというのも事実。そもそも真言宗でも何でもない俺がこんなところに来たって、観光客よろしくデジカメで写真撮るくらいしか能がないんですけど。まぁ、こういうのは記録として残すもんではないかも。実際自分の目で見てみたほうがいいのは確か。全く何も経験していない、ということでは決してないですから。

とは言ったものの、これ以上同じ所で時間を費やすのは勿体無いので、次の場所へ移動します。奥の院とは逆の方向に位置する大門へバスで移動。こっちはホント何にもない。でかい門が突っ立っているだけ。しかし、ちょうど山の裾が開けていてなかなかいい感じの風景。少し霧がかった感じでしたが、深山幽谷という言葉がぴったり来るような構図でした。大門の傍から伸びた弁天岳登山道に少し入って、もっといい構図を狙いに行くのは根性です。この登山道を登って行ってみたい気にもなりましたが、どうやら高野山駅に近い女人堂辺りに繋がっているようで。まだ他に行ってみたい場所があったので、ここは一旦引き下がります。

大門から今度は歩いて巡ることに。バスの時刻が待ちきれなかったりするわけで、そのまま金剛峰寺などのお寺の境内を練り歩いていきます。途中で見つけた弁財天様を奉っていた神社でお参り。弁財天様は七福神の一人に数えられていますが、もともと芸術の神様です。だから俺の芸術レベルを上げてくれと賽銭を投げ、祈願。これで突然レベルアップしてたりしたら苦労しないケドナー。

大門から金剛峰寺、普賢院、女人堂と歩きで周ってほぼ高野山は回ったことになりました。大門から女人堂まで2kmちょっとくらいでしたけど、いろいろ見て回っていたせいかそれほど長くは感じなかったです。んで、女人堂から先の高野山駅までは徒歩での通行が禁止されているので仕方なくバスを待つことに。けど、まだこの時点で16時ちょっと前だったんです。戻るにはまだ早いかな?と思ってどう暇を潰そうか考えていると、『不動坂口 弁天岳1km』と書いた看板を発見。どうやら大門で見た登山道はここに繋がっているようです。

当然のごとく、1kmくらいならいい時間つぶしになるだろと弁天岳を登り始めていった俺です。大門での景色は中々良かったし、山頂に行けばもっと見晴らしのいい景色が見れるのではないだろうかと期待。大門から2kmちょい歩いたんだし、1時間もあれば往復できるだろーと考えてました。いわゆる、それはネタの予感。

登山道を入って100mくらいですぐに後悔。

不動坂ハイキングコース
これは道なんですか。

いやいやいや、かろうじて道っぽいものはありますけど、これは人の通る道ではないと思います。ちょっと写真では潰れていて見にくいですが、人一人がなんとか通れる程度の幅しかありません。敢えていうなら獣道。というかまんま獣道な気がしてならない。仮にもハイキングコースとか名前がついてますけど、絶対ハイキングじゃなくて登山になるって。足踏み外したら落ちていくって。何度か滑ったよ実際。

蛇発見
ホントに獣道だったりする。

蛇と二回くらい遭遇したりする。三角形の頭ではなかったから、マムシではないですな。それに1mちょっとありましたからね。アオダイショウかヤマカガシくらいかと。ヤマカガシといえばカラフルな模様をイメージしがちですが、西日本産のヤマガカシは地味な色の個体も多いとか。蛇の事はあんまり詳しくないですが、別に脅かすこともなかったので互いに不干渉。

だんだん勾配が激しくなってきて、呼吸も乱れ始めて汗が噴出しまくりです。こういうときに限ってアンクルウェイトをしていたりします。2kgくらい。しかも『熊出没注意!』って。とりあえず、クソッタレと意味不明の罵声をあげながら登っていきました。いえ、別に他意はありませんよ。熊は大声を出していれば近づいてこないということなんで。ネタを作りたがる人生を恨んでいるわけではないです。お願い信じてください。

およそ20分ほどで、山頂に到着しました。
山頂は雨
雨が降ってきました。

山頂に着いたら雨かよ!と誰ともなくツッコミ。本気でネタ人生ですか俺。霧というか雲が濃くなってきていて遠景が全然見えません。山頂に来た意味まるでなし。頬を伝って水っぽい何かが流れ落ちていってましたが、たぶん汗です。でなきゃ雨です。涙なんて流れてません。しくしく。

弁天岳登山はネタを作りにいったようなものになってしまいましたが、体力が落ちていなかった事を再確認できただけでも良しとします。お寺をぐるぐる回るよりはよっぽど性にあっていたような気もしますけど。んで、高野山駅から帰還していきます。一日だけでしたが、高野山周遊は味わいぶかい経験になりました。色んな意味で。もうちっと突発的な思い付きにも計画性が必要だと思います。まる。

ついでに帰りに高野山駅で見つけたオチ。
『不動坂ハイキングコースは現在倒木のため、通行禁止となっています』。
そういうことはコース入り口に書いとけって。知らずに来た人何人かいたし。

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