Phantasy Garden

ハードディスク、ぶっ壊れました。手加減一切無用で。事前通告全くなしで。
これほどショッキングな事件がありえますでしょうか。いやありますけど、PCユーザにとって最も恐怖の現象です。
別に放熱に失敗していて、過熱によるディスクの変形ではありません。そんな状態になってしまえば、専用の修理にだすしかありませんし。(^^;)
発端はそう、ごく些細なことだったんですけど…………。

いつもどおり、日課と化しているネットに浸るべく、PCを起動します。ごく当たり前の日常です。何の違和感さえありません。
しかし、起動と同時に妙な音が鳴り出します。ぎぎぎぎぃぃぃと、何かが引っかかるような音。
実はこれは、昨年末に購入したリムーバブルケースについている放熱用ファンの音ッス。なんか埃でも入ったのか、5回に1度くらいの割合でやかましい音を立ててきやがります。
新品ファンの購入も考えたんですが、ちと特殊な型なのですぐには入手できないッス。なのでほっておいたのですが、そろそろこっちとしても限界が来てました。(^^;)
取り出したるはプラスドライバー。慣れた手つきでさくさくとケースを開放します。ちなみに電源つけたままだろうとおかまいなしッス。(爆)
前まで参考書に忠実、機械類に触るときは金属に触れてアースして、ゴム製の手袋して静電気に気をつけて、電源を切ってコード抜いてから作業を始めていたものですが。
慣れ、っていうやつですね。面倒臭さと経験が悪い方向に作用して、電源コードつけたまま、アース一切なしで手袋もなし、起動中のPCをがちゃがちゃと。(笑)
話を戻して、ケースを開けて問題のファンを触ります。ファン本体には電気など流れていないので別にこれはどうってことありません。
なんとなく、このあたりでカンのいい人は結果が見えてきたと思うんですが……。(^^;)
ファンを押したり離したりするとやかましい騒音の音が変わります。やはり、このファンが原因と見て間違いなさそうです。
とりあえずいじくるため、この時点で一旦電源を落とし、リムーバブルHDDを取り出して点検。困ったことに、ここでファンに油等をさすようなメンテナンスができないことに気づきます。
幾度かいじってみたものの、なんか端子をぶっ壊してしまいそうだったので諦めて断念。やかましい音が出たら、リセット→ロシア式修理法(殴る蹴る等の暴行。笑)で、接触がよくなるまで面倒見ることに。
そこで途中省略癖が出て、ファンを取り付けなおしたあと、ケースを閉める作業と同時にOSを起動させます。待つのが面倒で、よくやってしまうこと。(^^;)
……実はこのとき、致命的なミスを犯していたんです。その時点では気づかなかったんですが。
ケース片面をつけたところでとりあえず顔をあげます。すると、目の前のPC画面には起動中の文字と青いバーが表示されたまま……。
作業時間から考えると、いいかげんログイン画面に移っていてもおかしくなかったのですが。時間の感覚がおかしかったか?と思うも、バーが進んでいないのにも疑問。
2分、3分と待ってみますが変化なし。この時点で焦燥感が募ってきます。HDDのアクセスランプがLED表示のまま点滅さえしないことには目をつぶって。
とりあえず、リセットボタンを押してBIOS画面を表示。HDDの認識はできているようです。問題なし。
次にBIOS画面を終了させて、MBRへのアクセス――ブートに成功するかどうかですが。これもできるみたい。
で、次のWin2kのロゴ。起動中の文字と青いバー。嫌な予感が走ります。――案の定、さきほどと同じところでフリーズ状態になってしまいました。(汗)
一気に増大する不安を押しのけ、いったん自分自身を落ち着けるために、リセットボタンを押したら階下へエネルギー補充に行きます。腹が減っては戦はできぬ。(ぇ)
ついでに今日の新聞の、いつも読む部分に目を通しておいて、祈るように(実際祈ってましたけど)自分の部屋に戻ります……。
果たして、俺を迎えてくれたのはWin2kのロゴでした。(T□T;)
マジで焦り始めます。ここで状況を分析するため、いったん操作を思い出したんですが。
――っ!
嫌な予感が増大します。さっき、ケースの片面を閉めたとき、なんかバキッと妙に大きな音がして、ケースが不自然に揺れたのです。原因はスライドのフックが一つ外れていたからだったのですが。
ちょうどこのときに、視界の端に映ったのが停止した画面だったかと――。つまり、不自然な衝撃によって、読み込み中のHDDに何らかのエラーが生じ、OS起動に不具合が残るようになったという可能性が、というかそれしかなかったッスけどなんとなく認めたくなかったわけで。
経験から言えば、こうなってしまってはインストールCDにある回復コンソールを使用するか、OSの再インストールしかありません。
とりあえず、データを消去しなくていい回復コンソールからの修復を試みます。が、なんとHDDのチェックでフリーズ確定
何度か試してみましたが、だめです。ATAPIのチェック時点で永久フリーズ。即リセットボタン行き。
仕方ないのでバックアップファイルをLinuxのほうに移してあったからそれを復元するか――とOS再インストール→復元コンボで安定させようとしたんですが、ここでもチェックフリーズのカウンターヒット
なんというかOS再インストールから拒否られてしまうという裏テクコンボ。初めての現象ッス。これは。
つかどう考えてもそのコンボは回避不可だよ……。チェックでキャンセルかけたら、こっちに反撃の隙がなくなるぢゃん……。とかGGX(今更)的に考えてしまいまふ。
と、ここでとある可能性が、しかし最も考えたくない可能性が浮上するんです。それはHDDの物理障害
正直なところ、論理データのバックアップ復元も難しいようなら(Dドライブのプライベートファイルはバックアップしていないんです。パフォーマンス的なことからCドライブのみ)富士通の最終兵器を使おうかとも思ったんですが、物理障害となると専門の業者にしか手が出せません。個人レベルでの修復は不可。
しかし高い金払ってプライベートファイルを閲覧されるのはかなり嫌、というか絶対ダメ。なんで金払って見られなくちゃならんのだぁ!?(論点ズレ)
焦りました。Dドライブに個人データをまとめているので、パーティションの削除にしても被害はCドライブのみで済むんですが……。いかんせん、もし物理障害ならそんなドライブを使うわけにはいきません。
これは新しいHDDの購入か――と、時計を見るとおよそ15時前。今からじゃんぱらに注文すれば、明日の昼には届くはず――などの被害計算が……。( ̄∇ ̄;)
しかし、ここでこっちも最終システムというか最終定理というか最終方程式を導き出します。それはWin98の起動ディスク
Win2kだけでは成し得にくい、究極のガードキャンセルシステム。BIOSレベルで認識さえできれば、FDISKを行使してパーティションの削除・作成が可能では……とおもいつきます。
実は使い方さえ知っていたら結構便利なんですよね、FDISK。フロッピーディスクのみで起動が可能なので、こういう場面で使えます。MS-DOSの画面の操作と概観になれていないと、昔によく発生していたパソコン毛嫌い症候群が出そうですけどね。(苦笑)
本心では文字だけの世界ってのはやっぱりどうもとっつきにくいッス。でもプログラミングは好きってんだからなんか変だよな。(爆)
脱線。で、FDISKはDOS時代の遺産なので、MS-DOS領域かどうかだけしか判定できません。NTFS方式のフォーマットは全部非MS-DOS領域扱い。
これならパーティションを削除して、ドライブ情報を消して再インストールが可能……!かと思いきや。
パーティションを削除してもなんか無理ッス。やっぱりチェックコンボは抜けられません。( ̄∇ ̄;)
本気で新しいHDDを購入しようか――と悩んだりもします。いや、マジで。こんなのじゃやってられねぇや――と。
そこでひとつ、面白いことに気づきました。確かバラしパーツの中に、いらなくなったHDD(2.1GBのシロモノ)があったような――と机の下のゴミ山(爆)を捜索します。
なぜなら。前途のとおり、Dドライブは無事である可能性がかなり高いです。(物理障害ならともかく)Cドライブはもうパーティションを開放したりしているので、どのみち復元しなければなりません。
新規にHDDを買って、データをサルベージして移動――と考えた際、単にOSが起動するHDDからスレーブ扱いでアクセスして、FDISKではなくもっと高度なWin2kの管理ツールを使えばあるいは――と。
Win2kの初期インストールサイズは1GB弱ほどです。2GB以上ならなんとか耐えられます。
中は空っぽですけど、フォーマットを実行してOSインストールして、起動用のHDDに仕立て上げ。準備は完了です。
まだ開放したままだったケースの片面から、ジャンパをいじってマスタ扱いからスレーブ扱いへ変更。IDE系HDDってのは主従関係があって、マスタ(主)かスレーブ(従)かを選択していないとBIOSから認識ができません。自作PCやHDDの増設時には、このジャンパ設定をとくに注意する必要があります。
で、ディスク管理ツールからパーティションを再解放。NTFSでフォーマット。このとき、Dドライブはしっかり残っていたのでまだちょっと安心。(笑)
そしてインストールディスクを実行。チェック――通過! ようやくインストールができたのでした。( ̄∇ ̄;)

あとはなんてことのない作業です。小説片手にインストールを済ませます。復元にはまずLAN設定がいるのでそこだけ設定して、あとはダウンロード。復元。
復元が完了したらデバイスの再インストール。そして21時、ようやく全ての作業が終了したのでありました……。

今日の日記はなんだかよく分からない言葉の羅列ッスね。すいません。(_ _;)
んでは、ちょっともう勉強の暇もなかったことに鬱りながら、フェードアウトします。

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